profile
| 1996年 | 千葉県館山市生まれ |
| 2021年 | 美学校 佐藤直樹講師「描く日々」第3期修了 |
| 2022年 | Art studio 四谷蓬莱の所属アーティストとして活動開始 |
feelings
絵はただひとりで没入できるイメージであってほしい。そして、「世界でたったひとりの私」であることが肯定されるイメージであってほしい。
私が通っていた小学校には、校庭の端にタイヤが半分埋まってる遊具があった。タイヤの遊具は人気が無く、誰かが遊ぶ様子をほとんど見たことがなかった。けれどもそこは校庭を囲う木で翳り、涼しいことを私は知っていた。遠くから楽しげな声が聞こえて、安心することも。
昼休みが終わる鐘が鳴り、私たちは教室に戻った。
あの場所の居心地の良さについて、他の誰かも知っていたかもしれない。けれど今、タイヤの遊具の下に生えていた雑草が猫じゃらしだったこと、それが涼しい風で揺れていることまで思い起こす人は、私以外にいないのではないだろうか。
誰にも判断のしようがない、しかし私だけが知っているのだと確信して疑わないとき、「世界でたったひとりの私」が肯定される。生きている意味が少しわかるような気がする。
environment
Art Studio四谷蓬莱は、主に都内の美術大学を卒業した12名のアーティストが所属するアートスタジオです。2022年6月より活動を開始しました。
四谷三丁目駅から歩くとほどなく現れる銭湯、「蓬莱湯」は2014年9月末に閉業しました。その後、銭湯の内装をそのまま活かしたリノベーションを施し、2018年にアーティスト主導で運営される複合施設「四谷未確認スタジオ」が開設されました。
さらに、メンバーの脱退と新たなアーティストの加入により、「Art Studio四谷蓬莱」として屋号を改め再スタートしました。
作品を間近で見てもらうため、不定期でオープンスタジオを行い、制作スペースを一般公開しています。
